【jinba.flow】基本の操作とテンプレートのインポート方法
jinba.flowの基本的な操作と、テンプレートのインポート方法
jinbaについて
Carnotでは、jinba.flowとjinba.appという2つのツールを開発しています。
jinba.flowは、簡単な指示やノーコード操作で、データ変換、分析、AI活用、外部サービスとの連携など、日々の業務を自動化できるワークフロー作成ツールです。SlackやGmail、Googleスプレッドシートなどと自由に連携し、「面倒だけど人がやっていた作業」をスマートに置き換える仕組みを作ることが可能です。
jinba.appは、自然言語によるチャットだけで、エージェントがMCPを組み合わせてタスクを処理してくれるツールです。ワークフローの生成が発生しないため、コードを書いたことがなくても、エンジニアリング技術・知識がなくても、誰でも・簡単に・タスクを処理することができ、より多くの人にお使いいただけます。
基本の操作とテンプレートのインポート方法
今回は、jinba.flowの基本的な操作と、テンプレートのインポート方法を紹介します。
まず、jinba.flowではワークフローを作成する手順が大きく2つ存在しています。
一つは、自然言語による指示(チャット)から自動でワークフローを生成する方法
もう一つは、自分でモジュールを組み合わせて1からワークフローを構築する方法です。
今回は自然言語による指示(チャット)から自動でワークフローを生成する方法と、テンプレートのインポート方法についてご紹介します。テンプレートについては今後noteで記事を公開していく予定ですので、この記事を参考にインポートを行なっていただけますと幸いです。
0. 各ツールとの連携を行う
ワークフローの生成時・後に行うことも可能ですが、事前準備として、各ツールとの連携を行なっておくことをお勧めいたします。
連携はサイドメニュー>シークレット>新しいシークレットを追加 より追加が可能です。
Google系はOAuth連携が可能となっており、そのほかのツールは主にAPIキーの取得・登録が必要になります。
自然言語による指示(チャット)から自動でワークフローを生成する方法
次に、ワークフローを生成する方法をご紹介します。
以前のjinbaflowでは自分でモジュールを組み合わせてワークフローを作り出す必要がありましたが、jinba.flowではワークフローの生成をAIが1から行うため、TOPのチャット入力画面に自然言語で指示内容を入力するだけで処理が開始されます。
また、TOPのチャット画面にはサンプルとしていくつかテンプレートを用意しています。
今回は試しにGmailに下書きを作成するフローを実行してみます。
2.フローを生成する
チャットに内容を入力し、フローを生成すると自動でワークフローの生成が始まります。
各モジュールをクリックすると詳細設定が行えますので、この箇所で送付する内容やメールアドレスを変更することが可能です。
また、手順0で設定したGoogleアカウントもここで選択をします。
3.実行する。
詳細の設定が完了後、右上の”実行”を押します。
すると自動で処理が行われ、右下に結果が返ってきます。
4.実行結果
実行が完了した実際の画面がこちら。
Gmailの下書きにメールが保存されています。
テンプレートのインポート方法
次に、テンプレートのインポート方法をご紹介します。
今後公開していく紹介記事では、テンプレートを以下のようなコード形式で公開します。(以下は↑で紹介したメールの下書きを作成するテンプレートのコードです)
- id: input_text
name: input_text
tool: INPUT_TEXT
config: []
input: - name: value value: "こちらのメールアドレスにメッセージを送ってください: example@example.com"
- id: extract_email
name: extract_email
tool: OPENAI_INVOKE
config: []
input:
- name: prompt value: |
以下のテキストからメールアドレスを抽出してください。
メールアドレスのみを出力してください。余計な説明は不要です。
テキスト:
{{steps.input_text.result}}
needs:
- input_text
- id: create_draft
name: create_draft
tool: GMAIL_SEND_MESSAGE
config:
- name: token value: "{{ secrets.GOOGLE_GMAIL_OAUTH.access_token }}"
input:
- name: user_id value: me
- name: to_email value: "{{steps.extract_email.result.content}}"
- name: subject value: こんにちは
- name: body value: よろしくお願いします
- name: as_draft value: true
needs:
- extract_email
- id: output_result
name: output_result
tool: OUTPUT_TEXT
config: []
input: - name: value value: |
下書きメールを作成しました。
宛先: {{steps.extract_email.result.content}}
件名: こんにちは
本文: よろしくお願いします
needs:
- create_draft
インポート手順
このテンプレートをインポートする際には、上記のコードをコピーします。
次に、サイドメニュー>フロー>YAMLからインポート をクリックします
すると以下のような画面になりますので、ここにそのまま貼り付けを行います。
クリックをするとアップロード画面になってしまうので、Ctrl+Vで貼り付けを行います。
すると以下のように貼り付けが完了しますので、名前をつけて保存します。
保存が完了するとワークフローの状態でご自身のアカウントに保存されますので、必要情報を編集のうえ、実行を行うことでテンプレートの使用〜実行処理が行えます。
今回のテンプレートでは必要ありませんが、ここでスプレッドシートのIDやSlackのチャンネルを設定することもできます。
動画でも紹介
テンプレートのインポートの流れについて、動画を公式Xでアップしています。
ぜひ動画でも実際の流れをご確認ください!
jinba.flowはこちらから
この記事で紹介したタスクは、
jinba.flow
へ登録後すぐに使えます。
ユーザー登録は公式サイトから無料で行っていただけますので、実際に操作を試してみてください!
なお、この自然言語からタスクを実行するためには、jinba.flowの登録が必要になります。以前のjinbaflowのアカウント/jinba.appとは別のアカウントが必要となりますので、ご注意ください。
お問い合わせ
ご質問や不明点のほか、「こんなことができたら嬉しい」「こういう機能を作ってほしい」といったご意見・ご要望もぜひお寄せください。
📩 お問い合わせ: contact@carnot.ai