前回のご報告から 1年立った今、 Jinba Flow でこの1年でできるようになったこと
はじめに
Jinba のまとまったアップデートをお届けするのは、約1年ぶりになります。この間にもJinba は着実に進化を続けてきました。
本記事では、機能を一つずつ並べるのではなく、「みなさまの業務に対して、Jinba を活用してこの1年でできるようになったこと」という観点でこの一年での主なアップデートについて整理します。大きく分けると、以下の4つに整理することができます。
- ふだん使うツールや最新のAIと「つなが」り、
- フローを組み立てる操作が増えて「作り」やすくなり、
- 実行を人が「止め・直し・承認」できるようになり、
- そして全社で「統制を効かせて使える」ようになりました。
これらは次回以降の連載で、全5回にわたって詳しくご紹介していきます。本記事は、その全体像をつかんでいただくための地図です。そして何よりお伝えしたいのは、四つの変化がばらばらの機能追加ではなく、設計から実行、そして統制までが一本につながっている、ということです。
つなげる先と、選べるAIが広がりました(連載 第1回・第2回)
せっかく自動化しても、最後は人が複数のツールを開いて結果を書き写している。そんな「あと一歩」に心当たりのある方は、多いのではないでしょうか。自動化の価値は、ふだん使うツールと直接つながるかどうかで大きく変わります。
そこでこの1年、Jinba はつなげる先を大きく増やしました。チャットやメール、予定表、文書・記録、課題管理といった日々のツールと、フローにステップを一つ置くだけで直接やり取りできます。つなぎ方も簡単で、許可する範囲を指定して一度つないでおけば、あとは繰り返し使えます。さらに、どのツールを使えるかは組織単位で決められるので、現場に開きつつ統制も保てます。こうして、自動化の最後に残りがちだった「人の転記」を、フローの中に取り込めるようになりました。
広がったのは、つなげる先だけではありません。使えるAIも増えました。文章はもちろん、画像や動画を作るAIまで、用途に合わせて選べます。さらに、決められた手順をなぞるだけでなく、「状況を見て判断する部分」だけをAIに任せたり、つなげる口のない画面をAIに操作させたりできるようになりました。どのモデルを使い、どこまで任せるか——その選び方は、第1回・第2回で詳しくご紹介します。
フローを組み立てる「操作」が増えました(連載 第3回)
自動化したいのに、思うようにフローを組めない。結局、現場では一部の詳しい担当者に頼るしかない。そんな経験のある方も多いと思います。
言葉で指示すれば下案が返ってくる、という体験そのものは、いまや珍しくありません。Jinba Flow にも、言葉から下案を作るAIアシスタント「Copilot」があります。今回の変化は、その先にあります。Copilot に任せきるのではなく、自分の手で部品を名前で探し、用途で絞り、選ぶ前に中身を確かめられるようになりました。前のステップの結果は一覧から選んで次の設定に差し込め、編集した版はいつでも前の状態に戻せます。実行結果も、自分に分かりやすい形で確認できます。こうした操作が一つひとつそろったことで、専門知識がなくてもフローを組み立てやすくなりました。詳しくは第3回でご紹介します。
実行を「止め・直し・承認」できるようになりました(連載 第4回)
任せた処理が、気づかないうちに途中で止まっていた。翌朝それに気づいて、慌てて手作業でやり直す。その不安があるために、自動化に踏み出せないという方もいるはずです。
この1年で改良したのは、動かしているあいだに人が関わるための操作です。要所には「人が承認してから先へ進む」関所を置けるようになり、おかしいと気づいたときには、実行中の処理をその場で止められます。失敗した場合も、最初からやり直す必要はなく、確かめたい箇所から動かし直せます。しかも画面の裏では、詰まった処理を自動で立て直す仕組みが働いています。だからこそ、止められない基幹業務や毎日の定常業務でも、人が要所を押さえながら安心して動かせる水準に近づきました。詳しくは第4回でご紹介します。
「便利だが、全社に広げるには情報管理が不安」に応えます(連載 第5回・最終回)
一部の部署では便利に使えている。けれど全社に広げるとなると、話は変わります。誰が何にアクセスできるのか、何が起きたかを後から追えるのか——本格導入の手前で、多くの組織がこの壁に当たります。
この1年では、その壁を越えるための、管理者向けの操作と画面も増えました。「組織」という単位で設定をまとめて扱えるようになり、たとえば、許可した連携先だけを使える状態にできます。フローの共有はその場で切り替えられ、公開の前には必ず確認が入ります。さらに、誰がいつ何をしたかをたどれる操作ログも用意しました。外部のネットワークから切り離した自社環境への導入にも対応しているため、最も基準の厳しい現場でも使えます。最終回では、金融分野での導入例もあわせてご紹介します。
まとめ:この1年で、企業の実務にとって何が変わったか
この1年の進化は、ひとことで言えば、みなさまが使える選択肢が増えたことです。つなげる先と選べるAIが広がり、組み立てる操作が増え、実行を人が操作できるようになり、そして全社でも統制を効かせて使えるようになりました。
ただ、本当に大切なのは、個々の機能そのものではありません。これらが、設計から実行、そして統制まで一本につながっていることです。組み立てたフローはそのまま止まらず実行でき、組織の管理ページや操作ログの下に置かれます。Jinba Flow は、実務で本当に役立つ自動化の土台であり続けるために、これからも開発を続けてまいります。各テーマの具体は、続く連載で一つずつご紹介します。どうぞご期待ください。
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